■札幌と福岡でトラック厚生年金基金が解散〜
「どうなる厚生年金基金、AIJ投資顧問による年金消失問題が直撃」
AIJ投資顧問による年金消失問題に絡み、ついにトラック運送事業者による厚生年金基金が解散することになった。AIJに資産運用を委託していた「福岡県・佐賀県トラック厚生年金基金」(福岡市博多区)と「北海道トラック厚生年金基金」(札幌市中央区)はこのほど、それぞれ基金を解散する方針を決めた。
AIJに委託していた基金の解散としては、九州初となった福岡県・佐賀県トラック厚生年金基金は、トラック運送事業者約120社が加入しており、加入者・受給者数は約9400人。同基金によると、08年ごろからAIJに運用を委託し、総額は11年3月時点で、年金資産全体の3分の1にあたる約49億円に上っていた。今後、加入者への説明・同意を経て、代議員会で最終決定するという。(続きは本紙をご覧下さい)
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