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  トラックの荷待ち・荷役時間に関する課題認識調査〜
  トップニュース: 更新  2025年09月20日 6:22 pm
 

「荷主の24%が時間削減を非重要と軽視」

 

 物流DXプラットフォーム開発企業のUnivearth(ユニバース=谷口臨太朗社長、大阪市北区)はこのほど、荷主企業を対象に実施した「トラックの荷待ち・荷役時間に関する課題認識調査」の結果を公表した。それによると、荷主企業の約24%が荷待ち・荷役時間の削減を「重要な課題ではない」と捉えていることが分かった。  この調査は、今年7月1日〜20日にインターネットを通じてアンケートを実施し、荷主企業の物流業務従事者200人から回答を得たもの。トラックの荷待ち・荷役時間に関する課題について尋ねたところ、「非常に重要」が23・5%、「やや重要」が35・5%となり、約6割が課題として認識していたが、その一方で「あまり重要ではない」が13・5%、「全く課題ではない」が10・5%と、課題として認識していないとする回答も24%あり、意識の二極化が浮き彫りとなった。 荷待ち時間は、ドライバーの長時間労働や輸送効率の低下につながり、運送事業者の生産性を阻害する要因とされることから、荷主の意識変化について、同社では「サプライチェーン全体の持続可能性に直結する課題として受け止め始めている」と分析する一方で、依然として課題認識の乏しい企業が一定数存在する現状を問題視している。(続きは本誌をご覧ください)

 


  全ト協2024年度版賃金・労働時間実態調査〜
  更新  2025年09月20日 6:22 pm
 

「1カ月平均賃金が前年比7・4%増加」

 

全日本トラック協会(寺岡洋一会長、東京都新宿区)はこのほど、「2024年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」調査をまとめ、公表した。それによると、トラックドライバーの1カ月平均賃金は36万300円で、前年より7・4%増加した。また、年間賞与の1カ月平均額を加えた月額では40万4100円で、同6・3%増となった。  この調査は、2024年5・6・7月に支給された給与の1カ月平均額およびその時点における労働時間、福利厚生などの実態について、同年10月〜11月にかけて、全国の貨物運送事業者を対象に実施したもので、有効回答事業者数は565社。 なお、調査結果については、前年までは特積事業と一般事業に分けて公表していたが、今年度からは特積事業と一般事業を統合した調査結果として公表している。  それによると、職種別の賃金+賞与の1カ月平均では、「けん引」が46万800円でもっとも高く、以下「大型」「準中型」「普通」「中型」の順。牽引と中型の賃金の差額は1カ月平均賃金で8万1500円で、年間賞与を加えた月額では10万4500円の差となった。 トラック運送事業従業員の平均年齢は、男性ドライバーが49・7歳(前年49・0歳)と(続きは本誌をご覧ください)


国交省が全ト協に対し〜
更新  2025年9月20日 6:22 pm
「価格転嫁と賃上げの推進を再要請」
国土交通省はこのほど、全日本トラック協会(寺岡洋一会長、東京都新宿区)に対し、価格転嫁と賃上げの一層の推進を求める要請を行った。同省は4月にも同様の要請を出しており、今回はそれに続く再要請となる。  今回の要請では、まず来年1月に施行される改正下請法・下請振興法の周知徹底を業界に求めた。新制度では、発荷主からの運送委託も対象取引に追加されるほか、手形払いの禁止、従業員数基準の導入、国交相による指導権限の付与などが盛り込まれている。同省は地域ごとに説明会の開催を予定しており、業界に早期対応を促している。  また、取引適正化ガイドラインや自主行動計画の見直し、価格転嫁を阻害する商慣習の是正、パートナーシップ構築宣言の推進も求めたほか、運行管理者や事務所経費など間接コストを価格交渉の対象とすることも検討するよう要請した。  さらに、トラック業界内の対応強化も課題とされ、元請けを含む事業者には多重取引の是正や実運送コストを踏まえた価格決定を行うよう求めている。これに加えて、労務費指針の趣旨を踏まえ、運賃収入の増加分を確実にドライバー給与に反映させるよう重ねて要請(続きは本誌をご覧ください)

 
流タイムズでは、従来の業界紙ではタブーとされてきた領域にも積極的に取材を敢行するなど、リアルティーを徹底的に追及した報道を読者に提供していき、物流業界における中小零細事業者の代弁者を目視していく事を信条としております。

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  • 速報〜軽油販売8社がカルテル
  • 日本郵便〜不適切点呼問題が集配の主力にも波及
  • 国交省〜倉庫の寄託約款改正案を公表
  • 共同配送〜導入後の運用定着に多くの企業が苦労
  • 日本鉄鋼連盟〜鋼材物流ガイドラインを策定
  • 最大500トンを牽引〜重量品搬送仕様のアロクス
  • 1年以内に倒産する企業〜半年前より1600社増加
  • 厚労省〜違反項目の4割以上が労働時間問題
  • 国交省〜大型車の車検証に記録ミスで修正対応
  • 物流&荷主企業 短信レポート ほか




 

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