■10月から段階的に導入開始〜
「環境税、税収増狙って補助金ばらまく政府」
政府の税制調査会はこのほど、11年度税制改正で積み残されていた地球温暖化対策税(環境税)について、今年10月から段階的に導入することを決めた。環境省の試算によると、完全実施される15年度からは、ガソリンや軽油、灯油などの価格上昇により、1世帯あたりの負担は平均で現在より年間1100円増える見通しという。原油や石炭などの化石燃料に課税している石油石炭税の税率を引き上げ、その上乗せ部分を環境税とする。増税分を地球温暖化対策に充て、完全実施後は年間約2400億円の税収増を見込んでいる。
環境税の導入は、家庭や企業の急激な負担を和らげるため、今年10月からの上乗せ税率は、完全導入時の3分の1の水準にとどめ(続きは本紙をご覧ください)
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