■交付金を別団体の資金に流用〜
「大分ト協、各地でも疑問視されている交付金の使途」
政府の事業仕分けなどで運輸事業助成交付金の使途が問題視されている中、地方のトラック協会でこのほど、交付金を本来の使途以外に流用していた実態が明らかとなった。これについて、他府県の協会役員からは「氷山の一角ではないのか」など、ほかの協会でも同じことが秘密裏に行われているのではないかと、不信感を匂わす声が聞かれている。
交付金の流用が明るみとなったのは、大分県トラック協会(三ケ尻寛会長、大分市)。大分ト協は04年度以降、県からの交付金計約4800万円を別団体の資金に流用していたという。県の定期監査で発覚した。
大分県によると、同協会は04年度、全日本トラック協会(中西英一郎会長、東京都新宿区)に納める出捐金約3900万円を、三ケ尻会長が代表理事を務める同県トラック事業協同組合連合会の口座に振り込んだ。(続きは本紙をご覧ください)
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