■第134号 2010年 1月11日

事業統合大失敗・宅配便事業の統合ついに断念〜

「日本郵政と日通、ゆうパックへの統一で消え去るペリカン便」

日本郵政傘下の郵便事業会社(鍋倉眞一社長、東京都千代田区)はこのほど、日本通運(川合正矩社長、同港区)と共同出資して設立した宅配便事業会社「JPエクスプレス(JPEX)」を精算し、吸収合併すると発表した。日本郵政と日通で取締役会を開催し承認したもので、両社は基本合意書を締結した。7月1日をめどにJPEXの資産を継承し、その後、精算手続きに入るという。このため、6月末で「ペリカン便」の名称はなくなることになり、「ゆうパック」に統一されるようになる。両社が目指してきた宅配便事業統合の計画はこれまで、総務省の認可を得られず行き詰まっていたが、ついに断念することになった。(続きは本紙をご覧ください)


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