■第133号 2009年 11月23日


高速割引制度のあおりで事業者倒産〜

「困窮するフェリー業界、半数以上が赤字経営」

 高速道路の大幅な料金割引の余波で、その多くが転覆しそうになっているフェリー業界。すでにいくつもの航路が廃止されるなど、フェリー事業者の経営状態は困窮極まっているようだ。帝国データバンクはこのほど、国内フェリー会社141社の経営実態を調査してまとめた。それによると、全141社のうち07、08年度の売上高が判明した103社について両年度を比較すると、08年度は減収が55社(構成比53.4%)となり、全体の5割強を占める結果となった。08年度の当期純損益が判明した82社をみても、赤字の事業者が42社(同51.2%)と過半数を超えており、このうちの20社(同24.4%)については、2期連続で赤字だった。(続きは本紙をご覧ください)


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