■第123号 2009年 1月19日


トラステックスホールディングス粉飾決算発覚で上場廃止へ〜

「証券監視委、2億超の課徴金納付命令を金融庁に勧告」

 軽貨物輸送を主力とした「軽貨急配」を経営する、大証2部上場のトラステックスホールディングス(齋藤正継社長、大阪府門真市)が粉飾決算を繰り返していたとして、証券取引等監視委員会はこのほど、金融商品取引法違反(有価証券報告書等の虚偽記載)の疑いで、同社に対し課徴金2億2424万円の納付命令を出すよう、金融庁に勧告した。同社はドライバーを個人事業主にして、業務を委託する方式でこれまで成長してきたが、上場に向けて好業績を装うために、不正経理を複数年繰り返していたとみられている。これにより同社は、大阪証券取引所から上場廃止に追い込まれることとなった。監視委によると(以下略)


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