■なぜ大都市圏で実施しないのか？〜

「地方だけで盛り上がる総決起大会、一枚岩になり切れない業界団体」

揮発油税や軽油引取税など道路特定財源の暫定税率を維持するかどうかが国会の焦点となる中、九州と沖縄の８県のトラック協会がこのほど、軽油引取税の暫定税率の一部撤廃と、原油高に伴う軽油価格高騰に対応した運賃値上げを求め、各県庁所在地で一斉に総決起大会を実施した。（中略）こうした活動は大都市圏から離れた地方でしか行われていない。一体なぜなのだろうか。（中略）大都市圏のトラック協会役員も、自社の経営になると「協会よりも暫定税率が撤廃された方が…」（同）と本音をぶちまけている。どうやら、それぞれの思惑によって、業界が一枚岩になり切れないという悲しい現実があるようだ。

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