■交付金使わず貯め込むトラック協会〜
「交付金頼りのト協運営に群がる国と政治家」
全日本トラック協会(中西英一郎会長、東京都新宿区)と各地のトラック協会が、都道府県からの運輸事業振興助成交付金を財源として基金を積み立て、その残高が06年度末時点で約1200億円に達することが、このほど明らかとなった。また、トラック協会の関連政治団体が、自民党議員で構成されるトラック輸送振興議員連盟(古賀誠会長)のメンバーらに、1億円を超す献金をしていたことも判明。交付金制度維持のために政治献金を続ける一方、交付金申請を承認する立場にある官僚の天下りを受け入れるなど、トラック協会がこれまで半ば公然と行ってきた実態が今、白日の下に晒されることとなった。
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