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■第281号 2024年 06


株式市場は厳しい評価か〜

「SGHDの巨額買付代金に疑問符」

AZ‐COM丸和ホールディングス(和佐見勝社長、埼玉県吉川市)がC&Fロジホールディングス(綾宏將社長、東京都新宿区)の同意を得ずにTOB(株式公開買い付け)に踏み切ったことで、広く業界内外から注目されることとなった同意なき買収劇は、SGホールディングス(松本秀一社長、京都市南区)が圧倒的な高値で名乗りを上げ圧勝した。とはいえ、営業利益47億円の会社の買収に、同社が全株式を取得する場合の買付代金は1237億3829万3560円に上ることから、株式市場筋などから疑問視する声が聞かれている。  SGHDは2030年度に向けて、宅配便以外の事業を広げる構想を持っている。今回のTOBはその一手でもあるが、C&FロジHDの前2024年3月期の営業利益は47億円、当期純利益は32億円と利益貢献は小さい。いかに佐川急便から送客して効率化などを進めても、1237億円の買収額に見合ったシナジーを出せるのかは疑問符が付く。  それでも、SGHDがホワイト・ナイトに乗り出したのは、(以下、続く)  

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