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■第280号 2024年 05


三菱電機ロジをセンコーGHDへ売却との報道〜

「両社とも否定し騒動の真相は藪の中」

 昨今は業界内でM&Aが盛んに行われているが、その背景にあるのは、トラックドライバーの時間外労働の上限規制で輸送能力が不足する「2024年問題」であり、物流各社はこれまで通り、単独で従来のサービスを維持することが困難になりつつある。そんな中、また大きなM&Aが近く成立すると一部報道があり、その詳細が公表されて注目を集めたのだが、翌日には当事者がその報道を否定するコメントを発表するという事態が発生した。どちらが正しいのか、真相は今現在籔の中だ。  今年に入り、大型M&Aがいくつも成立している物流業界。AZ‐COM丸和ホールディングスがC&FロジホールディングスにTOB(株式公開買い付け)を仕掛けたり、ロジスティード(旧日立物流)が電子部品大手アルプスアルパイン傘下のアルプス物流の買収を発表するなどしている。  いずれの買収も、企業規模の拡大で輸送ルートの効率化や倉庫などの省人化・自動化投資を進め、生き残りを図る狙いがある。そんな中、またしても大型のM&Aが報じられた。三菱電機が物流子会社の「三菱電機ロジスティクス」を売却する方針を固めたこというもので、売却先は物流大手のセンコーグループホールディングス(GHD)とされていた。(以下、続く) 


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