■国交省 新行政処分基準設ける〜
「ドライバーの健康状態把握が必須に」
ドライバーの脳疾患や心臓疾患、意識喪失によって引き起こされる健康起因事故が増加傾向にあるとして、国土交通省はこのほど、事業者がドライバーの健康状態を把握するなどの予防措置を講じずに重大事故を引き起こした場合に適用される新たな行政処分基準を設ける方針を固めた。3月中に通達を発出し、4月1日付の施行を目指している。
道路運送法と貨物自動車運送事業法では、「事業者は、事業用自動車の運転者が疾病により安全な運転ができないおそれがある状態で事業用自動車を運転することを防止するために必要な医学的知見に基づく措置を講じなければならない」とされているが、国交省は「必ずしも順守されていない事例が(続きは本紙をご覧ください)