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■第212号 2017年 7月17日


夫の過労死で労災求め妻が提訴〜

「ヤマト運輸、勤務先支店内で死亡したドライバー」

 ヤマト運輸のドライバーだった長尾倫光さん(当時46歳)が職場で死亡したのは過労が原因として、長尾さんの妻由美さん(46歳)が労災を認めなかった熊本労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論がこのほど、熊本地裁で開かれた。今後は長尾さんの死亡直前1カ月間の時間外労働が100時間を超えていたかどうかが争点となりそうだ。
訴状などによると、長尾さんは熊本市内の徳王支店(熊本市北区)で勤務していた14年12月14日、くも膜下出血を発症して支店内で倒れ、翌日死亡した。由美さんは生前の生活実態とタイムカードに打刻された時間のずれや、長尾さんの証言などから「死亡1カ月前の時間外労働はサービス残業も含めて120時間を超えていた」と主張する。由美さんは、労働者災害補償保険法に基づく遺族補償給付などの支払い(続きは本紙をご覧ください)


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