■業績低迷でついにMBO実施〜
「凋落のアートコーポレーション、巨額投じてまで上場廃止狙う本当の裏事情」
引越業界大手のアートコーポレーション(寺田千代乃社長、大阪府大東市)は4日、上場廃止を前提とした経営陣による自社買収(MBO)を実施すると発表した。総額87億円で全株式の保有を目指しており、成立した場合は東京、大阪両証券取引所での上場は廃止される。業績低迷に歯止めが掛からない同社は上場を廃止したうえで、保育事業なども行うグループ全体の統廃合など、長期的な視野で事業の再構築を目指すとしているが、今回のMBOには同社が抱えるさまざまな裏事情があるようだ。
同社によると、寺田社長ら創業家である「寺田一族」が全額出資するCTトータルトランスポート(同社長、東京都中央区)が、今月7日から3月22日まで株式の公開買い付け(TOB)を実施。(続きは本紙をご覧ください)
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