■総務相が直接ダメ押し〜

「計画延期が決定的、ペリカン便とゆうパックの統合計画再申請またも不認可」

　日本郵政グループ（西川善文社長、東京都千代田区）の郵便事業会社はこのほど、子会社のＪＰエクスプレス（ＪＰＥＸ）への宅配便事業の統合計画の認可を総務省に申請した。しかし、同省はＪＰＥＸのより詳細な事業計画の報告を求めて認可には慎重な姿勢をみせ、逆に統合の延期を要請するなど、予定している10月１日の統合実現には強い難色を示している。これにより事実上、同日付けでの統合は不可能な状況に陥った。ＪＰＥＸは４月１日に日本通運（川井正矩社長、同中央区）の宅配便「ペリカン便」を継承し、10月に郵便事業会社の「ゆうパック」と統合する計画だった。しかし、総務省は計画の内容が曖昧だとして、計画の修正を求めていた（既報）。（続きは本紙をご覧ください）

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