■第122号 2008年 11月24日


特別損失計上で渦巻く疑惑〜

「巨額請求訴訟抱えるアートコーポレーション〜蜜月な取引先へ渡った9億円の行方」

消費者からの知名度が高かった老舗引越専業者の松本引越センターの破産(既報)騒動に揺れる引越業界において、今度は著名な大手事業者が現在抱えている深刻な経営トラブルが浮き彫りになってきた。しかも、取材を進めるうちに通常理解し難い、何とも不可解な取引形態と金の流れが明らかになってきた。上場企業であることや、これらが決算発表直前の出来事だったこともあり金融、株式市場などの一部関係者からは利益操作疑惑も浮上したといわれている。(中略)現在、複数の経営トラブルを抱えていることが表面化したのは、売上高で業界トップクラスの「アート引越センター」を運営するアートコーポレーション(寺田千代乃社長、大阪府大東市)。金融や投資家筋も注目した今回の出来事の始まりは、10月中旬に同社が発表した特別損失についての情報開示だった。(以下略)


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