■第120号 2008年 9月29日


債務超過で民事再生法を申請〜

「負債50億円の松本引越センター、風評で売上ゾウならず資金繰り悪化」

ゾウのマークで知られる松本引越センター(岡田邦夫社長、大阪府四条畷市)はこのほど、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額は約50億円。燃料費の高騰など経営環境が悪化する中、昨年の前社長の自殺(既報)などで信用力が低下し、資金繰りが悪化したのが主因。同社は再建に向けて現在、「大手運送事業者から支援を受けられるよう交渉を進めている」と説明しており、営業は継続していく方針という。(中略)業績について「昨年9月に前社長が自殺したことなどをきっかけにした風評で、企業としての信用が著しく低下した」と説明。「法人を中心に大手顧客が取引を見合わせたほか、主要行以外で金融機関の融資引き揚げが相次ぎ、資金繰りに行き詰まった」と、同法適用の申請に至った経緯を打ち明けた。(以下略)


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