■114号 2008年 3月24日


労災は使わせない!骨折しても働かせるグッドウィル〜

「日通作業現場で労災隠し発覚」

日雇い派遣大手のグッドウィルが昨年12月、宮崎県都城市で発生した労災事故を労働基準監督署に適切に報告しない「労災隠し」をしていたことが、このほど明らかとなった。事故にあった派遣労働者の男性(29歳)は指を骨折する重傷を負ったが、会社側から労災を隠すよう強要されたと訴えており、これを受けて都城労基署が調査に乗り出した。
この男性は昨年12月17日、同社から日本通運の作業現場に派遣され、荷下ろしでコンテナの扉を閉める際に左手薬指を金具に挟み、病院で骨折と診断された。男性によると、診断結果を伝えた際に、グッドウィルの従業員から「労災は使わせない。仕事はできるだろう」などといわれ、無理に働かされたという。


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