■同意したから構わない!?下請法違反で昭和冷蔵に勧告〜
「公取委、下請代金から4200万円差し引く」
公正取引委員会はこのほど、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の「下請代金の減額禁止」規定に違反する事実が認められたとして、昭和冷蔵(神野厚志社長、愛知県稲沢市)に対し、値引き相当額を下請事業者に支払うことなどを勧告した。
公取委の調べによると、昭和冷蔵は大手スーパーや外食チェーンへの冷蔵食品の配送を、愛知県内などの運送事業者7社に下請け発注していたが、自社の利益を確保するために値引きなどと称して、(中略)「値引き」や「手数料」などで、一律3%を差し引いて代金を支払っていた。伝票にも「3%引き」などと記載されていたという。(中略)調べに対して、同社は「下請事業者が同意したから構わないと思った」などと認めているという。
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