■国内トラックメーカー 2強時代へ突入
日野と三菱ふそう 経営統合に合意
国内トラック大手の日野自動車と三菱ふそうトラック・バスはこのほど、それぞれの親会社による合意を受け、経営統合に最終合意した。両社は2026年4月までに、日野の親会社であるトヨタ自動車と、三菱ふそうの親会社である独ダイムラートラックが新たな持ち株会社を設立し、統合する2社を傘下に置く。
トヨタとダイムラーが新設する持ち株会社は、東京証券取引所プライム市場への上場を目指す。社名や本社所在地は、今後決めるとしている。最高経営責任者(CEO)には、三菱ふそうのカール・デッペン社長が就く。出資比率はトヨタ、ダイムラーともに25%とするが、議決権ベースではトヨタが19・9%となる。
統合後、国内の商用車メーカーは日野と三菱ふそうの両社のほか、いすゞとその子会社のUDトラックスによる陣営の2つに再編され、それぞれ電動化、自動化で多額の開発費がかさむ中、経営規模を拡大し、世界市場での生き残りを図っていく。
日野と三菱ふそうの統合は、2023年5月に基本合意(既報)したが(続きは本紙をご覧ください)