■聞き取りや点呼の実施状況などを確認〜
国交省 全国の郵便局に立入検査を実施
国土交通省はこのほど、貨物自動車運送事業法に基づき、日本郵便に対する監査を全国で開始した。調査対象の75%にあたる郵便局で不適切な点呼が確認されたと同社が総務省と国交省に対して報告・公表した後、初の特別監査となる。
国交省は今後も悪質な不正のあった郵便局から順次、地方運輸局・支局による監査を進め、不正が確認されれば車両使用停止などの行政処分を出す。
関東運輸局では、「高輪郵便局」(東京都港区)に対し、貨物自動車運送事業法に基づいて立入検査を行ったのに続き、5月7日には九州運輸局が「佐賀北郵便局」(佐賀市)、「玉名郵便局」(熊本県玉名市)に対して、中国運輸局が「尾道郵便局」(広島県尾道市)に対し、それぞれ立入検査を行った。
この立入検査は、4月23日に日本郵便から国土交通省に対して、点呼業務を実施しないまま配達業務を行った点呼不備事案に係る調査結果の報告を受けた措置。今後、(続きは本紙をご覧ください)