■近畿支局管内178局中140局で不備発覚
日本郵便、点呼怠り不実記載が判明
日本郵便はこのほど、近畿支局管内の小野郵便局(兵庫県・東条旧集配センター)で、法令で定められた点呼業務(酒気帯びの有無などの確認)を実施しないまま配達業務を行った事例を確認したと公表した。
同社の説明によると、同郵便局では少なくとも数年前から、乗務前後に点呼を行わず、また点呼していないにも関わらず点呼した旨を記載する「不実の記載」をしていたことを今年1月下旬に確認。これを受け、近畿支局管内の集配拠点178局を対象に1週間の点呼状況を確認したところ、140局で何らかの不備があったことが判明したという。
不備の内容として、同社では「例えば10名のドライバーが出勤していた場合、9名は点呼を適正に行ったが、残り1名について点呼を漏らした、といった形の不備が発生している」と説明。また、特定の日に行っていなかったケースや、点呼の際の項目のうち一部を実施していないケースなどもあり現在、この140局について不備の内容を精査していると説明している。(続きは本紙をご覧ください)