■昨年に長時間の荷待ち改善を要請するも変化なし〜
国交省 NX・NPロジに勧告
国土交通省はこのほど、トラック・物流Gメンによる「集中監視月間」の取り組み結果を公表するとともに、過去に「要請」を受けたにもかかわらず依然として違反の疑いがあるとして、NX・NPロジスティクス(金田吉生社長、大阪府摂津市)と、吉野工業所(東京都江東区)に「勧告」を行った。
家電の輸送・配送を手掛けるNX・NPロジスティクスは、日本通運がパナソニックロジスティクスを子会社化した合弁会社で、2022年1月に現社名となった。吉野工業所は、容器の製造・販売を行っている。
勧告を受けた2社の違反原因行為は、いずれも長時間の荷待ちで、2023年11・12月にそれぞれ改善するよう要請していたが、ほとんど改善されていないため今回、より重い「勧告」をして社名の公表に至った。
同省によると、今回の集中監視月間は、2024年11〜12月に実施。その結果、勧告2件(荷主1、その他1)のほかに、要請7件(荷主4、元請2、その他1)、働きかけ423件(荷主304、元請104、その他15)と、同期間中の2カ月で計432件の法的措置を実施した。(続きは本紙をご覧ください)