中小企業庁はこのほど、昨年9月に実施した「価格交渉促進月間フォローアップ調査」について、受注側中小企業からの回答状況を整理した発注者リストを公開した。エネルギー価格や労務費の上昇が続く中、価格交渉や価格転嫁の実態を可視化し、発注者の自発的な取引慣行改善を促す狙いがある。
今回公開された企業リストは、10社以上の受注側中小企業から「主要な取引先」として挙げられた発注者を対象に作成したもので、企業522社と国・地方公共団体89件について、価格交渉、価格転嫁、支払条件(企業のみ)を点数化し、平均値に基づき4区分(ア〜エ)に分類した。平均値は7点以上を「ア」、4点以上7点未満を「イ」、0点以上4点未満を「ウ」、0点未満を最低評価の「エ」としている。ただし、今回は「価格転嫁」について「エ」の企業・団体はなかった。なお、今回の調査は2025年4〜9月の取引状況を対象に30万社へ配布し、6万9988社が回答している。
それによると、物流分野においては、価格交渉で「ア」「イ」と比較的高い評価を得た企業が一定数存在する一方、価格転嫁では「ウ」にとどまるケースが目立った。つまり、交渉自体は行われていても、燃料費や付帯作業費、運賃への(続きは本誌をご覧ください)
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